

Question01
お互いの第一印象
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吉田
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酒谷さんとはじめてお会いしたのは、私が旅客サービス部からグランドサービス部に異動してきたときですね。仕事内容も部署の雰囲気もこれまでとはまったく違って少し緊張していたのですが、酒谷さんは見た目の通り物腰のやわらかい感じで、話しやすそうと安心しました。
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酒谷
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吉田さんの第一印象は、コミュニケーション能力が高いなと。積極的にまわりの人に話しかけて、誰とでもすぐに打ち解ける様子を見て、すごいなと思いました。私とはお互いの趣味の話をしたり、韓国留学の体験談を聞いたりして自然と距離が縮まっていったね。
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吉田
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そうですね。私たちは、航空機を定められた位置まで誘導したり、特殊車両を使って移動させたりするグランドハンドリングをメインに担当しています。私が異動してきてからはグループチーフの酒谷さんをはじめ、多くの先輩方から仕事を教わりました。みなさんそうなんですが、特に酒谷さんの説明はわかりやすいんです。
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酒谷
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まず、仕事の流れや大事なポイントを説明してから、私が手本を見せた後、吉田さんに実践してもらい、直す点があればアドバイスをするのが基本。そして、一人でできるようになれば、実際の業務を任せるようにしました。吉田さんは、とにかく習得するスピードが早い。以前、私がコロナにかかって休まなければならなくなったときに、ある業務を任せたところ、慌てることなく引き受けてくれた。そして復帰してから確認すると、完璧に仕事を終えていたんです。自分で仕事を振っておいてこんなことを言うのも何ですが、びっくりしました(笑)。
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吉田
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そんなこともありましたね。あのときは多くの人がコロナにかかっていたので、「自分がやらなければ」という気持ちが強かった。焦っている暇がなかったというのが正直なところです(笑)。


Question02
先輩から教わったこと
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吉田
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最初の段階で基礎をしっかり教えていただいたおかげで、いろいろな状況に対応する応用力が身につきました。
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酒谷
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基礎がしっかりしていないと、イレギュラーなことが発生したときに対応できない。私たちの仕事では想定外の状況になることが少なくないので、そうした場合に的確に動けるようにしなくてはなりません。そのためには、何よりも基礎の習得が大事。それは表面的なかたちだけを覚えるのではなく、なぜこのプロセスや作業が必要なのかといった根拠を理解するということ。
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吉田
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本当の意味で仕事を覚えるためには、自分で考えることが大切です。とことん考えて、それでもわからなければ質問をする。そこで話しにくい雰囲気だと戸惑いが生じて、ついついそのままにしてしまうこともあると思いますが、酒谷さんは話しやすいオーラが全身から放射されているので(笑)、気兼ねなく質問することができるんです。
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酒谷
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ちょっと話は変わるけれど、さっき旅客サービス部とグランドサービス部では雰囲気が違うと言っていたよね。
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吉田
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そうですね。あくまで個人的な印象ですが、旅客サービス部はスタイリッシュな感じで、グランドサービス部は庶民的というかカジュアルというか・・・・、言葉のチョイスが違うような気もしますが、とにかくアットホームで自分には合っています。また、これはどちらの部署にも共通することですが、みなさん仕事に対する強い責任感を持っておられて、ひとつひとつの業務を丁寧にされている。そういう姿勢は若手社員も見習って徹底しています。
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酒谷
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どんな小さな業務もお客様やスタッフの安全につながっているから、無駄な作業はひとつもない。グループをまとめるチーフとして、そこは新人や若手に伝えなければと思っています。


Question03
成長の手応え
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吉田
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まだ経験したことのない業務もあるので一人前とは言えませんが、異動してきた頃と比べるとできることも増え、頭で考えずにスムーズに動けるようになりました。
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酒谷
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それ大きな進歩だよ。自然に動けるようになることで良い意味で余裕ができて、まわりの状況が見えるようになる。状況を把握したうえで業務を行うことが、安全で定刻通りの運航につながるんです。
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吉田
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チームワークの重要性もより強く感じるようになりました。部署のなかでの連携だけでなく、他の部署の人たちとも連携・協力することで、はじめて航空機を飛ばすことができるんです。これから入社する人には、このことを意識してほしいと思います。
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酒谷
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それと、失敗を恐れずに挑戦する姿勢も大切。先輩や上司がフォローするので、積極的に取り組んでほしい。
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吉田
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私は英語が得意ではないので、コツコツと勉強しながらがんばっています。誰だって得意なことがあれば、不得意なこともある。ときには失敗することもあります。だからといって、自分で「これができないから無理かも」と、ブレーキをかけるのは勿体ない。航空業界や空港で働きたいという気持ちがあるなら、チャレンジすべきだと思います。
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酒谷
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そうだね。吉田さんは英語は得意ではないかもしれないけれど、韓国語が得意だから、韓国の航空機の対応では心強い。当社はできる限り、それぞれの強みを活かすように取り組んでいるので、学生のみなさんは心配せず、目標を実現してほしいです。
