状況把握・課題分析を踏まえ、女性活躍推進・次世代育成支援について、行動計画を策定いたしました。
- 行動計画
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女性活躍
管理職に占める女性労働者の割合
2024年度末までに28.6%まで引き上げる。
(2019年度25.9%、2020年度26.6%、2021年度27.6%、2022年度27.9%、2023年度28.1%)
[取り組み]
- 管理職の手前の職階にあたる社員を対象に、キャリアを描く、また管理職に必要なマネジメント能力を身に着ける研修を実施。
- 若年層は活躍する女性社員の割合が特に多くを占めるため、マネジメントやサポートできる同性管理職の必要性に応えています。
えるぼし認定(最高位)を取得
ANA関西空港株式会社は、厚生労働省が定める女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」において最高位となる3段階目の認定を取得いたしました。
えるぼし認定とは、厚生労働省が定める女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況が優良な企業等を認定する制度です。
女性の活躍に関する状況
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次世代育成
男性社員の育児休業取得
2024年度末までに25%まで引き上げる。
(2019年度実績0名0%、2020年度実績1名16.7%、
2021年度実績1名14.3%、2022年度実績4名40%、2023年度実績7名100%)
[取り組み]
- 制度紹介を積極的に実施し、男性社員の育児参画を促進。
- 管理職を対象として男性社員支援セミナー(イクボスセミナー)を開催。
男性育休取得に関するインタビュー
育休取得者
石井 涼(グランドサービス部)
上司
髙庄 敦子(グランドサービス部)
お2人へ質問!
- Q.01育休を取得しようと思ったきっかけは何ですか?
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石井
周囲に育休を取得している方がいなかったため、チーフ(主任)の立場である自らが率先して取得することで、他のメンバーも育休を取得しやすい環境を作りたいと思ったからです。また子供が生まれるときに自分に何が出来るのかと考えた際、育休制度を利用して、“自分の子供”の成長を側で見守り、家事育児の大変さを身を持って経験する必要もあると感じたからです。
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髙庄
以前も社内で男性社員が育休を取得していましたので、快諾しました。
- Q.02石井さんが育休を取得するにあたり、
どのように準備を進めましたか?
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髙庄
育児休暇制度を正しく理解してもらうために説明を行いました。
また取得希望日程の勤務調整を行い、ご本人には休職までにできる業務は仕上げるよう伝えました。
- Q.03育休取得期間中は
どのように過ごされましたか?
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石井
子育ては大変だとは知っていましたが、仕事よりも過酷でした・・・
いつ泣くかも分からないので、なかなか安心して寝ることができず、寝不足の日々が続きました。
何時に寝て、何時に起きているかも分からないような生活を送っていました。ミルクを与えたり、オムツ替え、沐浴は私の担当でした。新生児のときは抱っこしたら寝てくれていましたが、今は私が抱っこしてもなかなか寝ないどころか、ギャン泣きです。困ったものです・・・妻には頭が上がりません。
- Q.04育休取得中の1番の
エピソードは何ですか?
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石井
妻と子供の退院に合わせて育休を取得していたのですが、子供の退院が長引いてしまい、予定がずれ込んでしまいました。子供だけ病院に置いて家に戻るのはツラかったのですが、子供は親の気持ちなど知らずに、病院で嬉しそうにミルクをグビグビ飲んでいました。
- Q.05育休を取得されて、
最も良かった点は何ですか?
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石井
一番大きかったのは、子供の成長を日々感じることができたことです。
どうしても仕事をしていると、子供と触れ合う時間が少なくなってしまうことは想像できていたので、少しでも家族で一緒に過ごす時間が取れた点も良かったです。周りに頼れる人もいない中で育休を取得せず、妻だけに子育てを任せていたら、子供にも知らないおじさん扱いされていてもおかしくなかったです。
- Q.06育休取得を迷われている方に
一言お願いします!
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石井
それぞれ家庭の事情があるとは思いますが、育休を使って休むことも父親の出来ることだと感じています。
出産後の女性は全治6ヶ月の怪我をしているのと同じだと聞きました。育児と言うとどうしても女性が行うものという風潮がありますが、これからの時代、男女関係なく“自分の子供”の成長を見守ることが大切だと考えます。有給消化と同様に、育休は取得して当然の権利となっていくべきなので、どんどん取得してほしいです。自分の子だから育てるのは当たり前で、育休を取得するのは当たり前の時代になるといいですよね。収入面での不安もありますが、子供の成長はお金には変えられないものです。少しでも悩んでいる方がいれば、是非とも取得すべきです!
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髙庄
パパさん(男性社員)についても制度が整ってきていますので、安心して取得してください。
特に収入面での心配はあると思いますが、給付金や社会保険料金の免除などの制度もあります。
貴重な時間をお子さんの日々の成長を感じながらたくさん一緒に過ごせるのは、宝物だと思いますよ。
今までのような育児は女性がする、という古い感覚ではなく、男性も女性も一緒に同じように育児を行うのが当たり前という社会への一翼を担ってもらいたいと思います。
奥様へ質問!
- Q.07旦那さまが育休を取得されると
決心されたとき、どのように感じられましたか?
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奥さま
とても心強く感じました。夫婦共に実家が遠く、頼れる人が近くに居らず、私にとっては慣れない土地での初めての育児となるため、不安がとても大きかったです。里帰り出産も考えましたが、貴重な新生児期を夫婦で共有することで家族の絆が深まると思っていたので、夫が育児休暇の取得を決心してくれたことは有り難く、安心しました。
- Q.08旦那さまが育休を取得され、
良かった・助かった点はどのようなことでしょうか?
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奥さま
何もかも初めてで試行錯誤の毎日でしたが、色々な初めてを一緒に対応・共有し、心配事があればすぐ相談できたので、とても心強かったです。私が早とちりしたり、心配性なところがあるのですが、夫ののんびり楽観的なところに精神的に救われることが多かったです。