安全な運航を支える、
車両整備のスペシャリスト。

好きなことを仕事にできる喜び

子供の頃から憧れだった航空業界。中でもANAは、両親と旅行する際に必ず利用していたので、とても身近な存在でした。飛行機以外の乗り物も好きで、中学生の時には自分で工具を買って自転車を整備し、大学時代は車やバイクをいじったり乗ることが何よりも好きでした。現在所属している部署はGSEサポート課(Ground Support Equipment)と呼ばれる、空港内のグランドハンドリングに使われる特殊車両の保守管理全般を扱う仕事です。入社時からの旅客サービス部から、念願かなってGSEサポート課への配属が決まったときは本当に嬉しかったです。

安全な運航を支えるという誇りと責任

主な業務内容は大きく三つ。一つは、法令で定められた定期点検。車両によって頻度は違いますが、毎月40台ほど点検しています。二つ目は、点検によって発見された不具合の修復業務。消耗品の交換・補充なども行います。そして三つ目が改修業務。車両を実際に使用する仲間がより使いやすいよう、部品を取り付けたり溶接したりしています。どれもお客様に直接関わるものではありませんが、安全な運航を守るために欠かせない仕事なので、誇りと責任を感じながら業務にあたっています。

仲間からの信頼と感謝がやりがいになる

仕事をする中で最もやりがいを感じるのは、他部署の仲間から感謝の言葉をもらったときです。以前、ある車両がオイル漏れを起こしてしまったことがありました。場合によっては消防隊が出動しなければならず、飛行機を飛ばすことができなくなってしまう事案です。連絡を受けてすぐさま駆けつけ、必要な対応を行い、ことなきを得たのですが、その際に現場の方が「いつも素早く対応してくれてありがとう」と声をかけてくれたことは今でも覚えています。

知識とスキルを磨き、挑戦し続けたい

今後の目標としては、とにかく整備点検技術を高めること。一般自動車同様に我々が取り扱う特殊車両もハイブリット車や電気自動車が増えてきており、日進月歩で進化しています。また海外製の車両にも対応できるよう、操作マニュアル等を理解するため語学力も求められます。そのため知識や技量をアップデートし続け、様々なスキルを身につけることで、車両整備のスペシャリストになるべく成長していきたいです。